慶州観光ツアー報告

                                    


 今回の集談会では、主催者の大韓産業保健協会による「慶州観光ツアー」が用意されていた。参加したのは日本人ばかりであったが、ドイツから来日していたブレメン大学のトーマス・キーセルバッハ氏の参加もあり総勢20名のツアーとなった。学会最終日の5月18日(土)、シンポジウム終了後の午後1時すぎ、一行はバスに乗り込み会場のパラダイスホテルを出発した。同行ガイドは流暢な日本語で観光案内をしてくれた韓国人女性のキムさんであった。

 
 バスはプサン郊外のハイウェイに入り、しばらくして車中において昼食の弁当が配られた。ハイウェイの中央にある分離帯は、有事の際には撤去して北へ向かう戦闘機の滑走路になることをキムさんから説明があり、この国が今だ戦時下であるのを改めて実感させられるものであった。途中休憩を入れて走ること約1時間、バスは慶州に入った。
 
          
                                         慶州のスケッチ〜作・的場恒孝 久留米大学名誉教授


 慶州は、慶尚北道の南東に位置しており、紀元前57年〜935年まで新羅の王都として栄えていた。最初に、ユネスコ世界遺産に指定された仏国寺を訪れたのち、国立慶州博物館を見学、それから、古墳公園を散策した。プサンを出発した時は快晴だったが、慶州に入ってからは小雨の天気となり、
5月中旬という季節にも拘わらず肌寒さが感じられ、途中立ち寄った青磁器工場ではストーブが焚かれているほどであった。

      
             
  
聖徳大王神鐘 東洋一の大きさ (高さ3.3m、口径2.25m)       新羅王朝時代の古墳
   


 この日の行程を終了後、宿泊する普門湖岸にある慶州チョスンホテルへと向かった。着後、ホテルから車で数分の距離にある韓国レストランでプルコギ(焼肉)の夕食を摂った。店の小さな舞台では、美しい民族衣装をまとった数名の女性による民族舞踊が一行のために披露された。
 
     
      

 翌日午前中も観光が予定されていたが、今回の観光参加者は、プサン空港からとウルサン港からの帰国予定で時間的にも余裕はなかったため、昼前には2つのグループに分かれてそれぞれが帰途についた。ウルサン港からは、この春就航したばかりの高速フェリー「ドルフィン号」に乗船して小倉港までの3時間30分の船旅を楽しんだ。